新選組坂本龍馬 
尊王 vs 佐幕
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維新の嵐 幕末志士伝
(維新の嵐2)
KOEI コーエー

概要
 光栄の幕末シミュレーションです。「洗脳ゲーム」「キーボード連打ゲーム」という異名を誇ったPC8801、PC9801のゲーム「維新の嵐」(88版はコンシューマー機に移植)の続編です。
 プレイヤーは幕末の人(土方歳三、坂本竜馬、あるいはオリジナルキャラ)となって日本の歴史に関わります。説得で他人の思想を変え、時には撃剣をふるい、日本の方向を定めていきます。
 主要キャラのグラフィックは綺麗です。ムービーはちょっと粗いけど、オープニングの沖田総司の顔がなんかいい感じでした。原田佐之介や斉藤一が自分のイメージとずいぶんと離れていましたが、気がついたら受け入れている自分がいました。絵師さんは好い仕事しています。洋装の土方は反則なほどかっちょええです。一方、端役キャラは一目見て分かるグラフィックです。

動作
 最新のパッチは1.1.0.0です。わたしのPCでは、WindowsXPでも問題なく動作しました。ゲーム終了に時間がかかるという現象が起きましたが、programfiles\koei\ishin2内のautorun.exeとishin2.exeに互換チェックを入れると、その問題も解消しました。



ゲーム攻略&FAQ

土方歳三編

◎函館五稜郭で散る
 ◎共和政体
 ◎薩摩討伐・幕権復興

坂本竜馬編

 ◎大政奉還・共和政体
◎王政復古


オリジナルキャラ編

◎佐幕主戦
◎佐幕穏健

◎尊王主戦
◎尊王穏健



ゲームのみどころ

説得
 このゲームのキモは、なんといっても論戦。議論を通じて相手の思想を変え、自分の味方に引き入れるのです。前作と違って生まれ代わりの登場しない今作では、人は殺すよりも、生かしたまま味方に付ける方が有利です。
 西郷吉之助だろうと、坂本竜馬だろうと、佐幕一色に塗りつぶして幕府の威光を衰えさせなければ、ついには彼らも自滅せざるを得ません。
 他人との交流やイベントや成長を通して、さまざまな情報カードを手に入れ、それをもとにおこなうカードバトル「説得」は非常に秀逸なつくりになっています。交流範囲を広げ、さまざまな情報を持ち、学問をしっかりしている者が説得でも有利に動けるというところはおもしろいです。時にはわざと説得に負けて自分の思想を変えるという手段も使えます。

実戦
 時には撃剣を振るって死生を決することも必要になります。
 生まれ代わりの登場しない今作では、斬れば斬るほど、敵が確実に減っていきます。
 実戦は、ターン制のシミュレーションバトルです。

試合
 道場剣術と真剣勝負は別物? いえいえ、道場剣術だってしっかりこなせば実戦で役に立つ(こともある)必殺技が身に付くかもしれません。
 本作の唯一のアクション要素ですが、勝っても負けても大勢に影響はないので、アクションが苦手な人でも大丈夫。

花札

 粋な人は、ちょっと変わった情報源から事情通になることも可能。この道を極めれば、説得の時に役に立つ(かもしれない)補助カードも入手できたりします。

 説得と実戦は、ゲームの進行上どうしても外せないですが、竹刀試合と花札はやってもやらなくてもいいフレーバー的な存在となっています。フレーバーといっても、どちらも極めれば真剣実戦や論戦で多少有利になれるという報酬があります。




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