ファルコナー

背景
　ファルコナーはジェイドファルコン氏族の優秀なオムニメックに対抗するために連邦共和国が設計したメックです。その名前（ファルコナーは鷹匠の意）はハンス＝ダビオンがトゥカイードの会戦前夜（そしてハンス＝ダビオンの死の直前でもあります）にこのメックの設計を「ジェイドファルコンを馴らしてやろう」と評したことに由来します。
　捕獲された氏族のサマナー（トール）を下敷きに開発されたファルコナーには星間連盟時代の技術も大量に盛り込まれています。

仕様

機動力	５／８／５	１８’８９１’２５０ＣＢ
放熱能力	２０
装甲	１８４
武装	名称	装備位置
	ＥＲ−ＰＰＣ	左腕
	ガウスライフル	右腕
	弾薬（ガウスライフル）２ｔ＝１６射	左胴
	２×中口径レーザー	左胴
	２×中口径レーザー	右胴

一般戦術
　ファルコナーはこの重量にしては高機動力で、ジャンプ能力も持っています。また、ガウスライフルとＥＲ−ＰＰＣを備えており、高い遠距離火力を持っていると言えます。５ヘクスジャンプしてＥＲ−ＰＰＣとガウスライフルを射っても１点しか発熱しません。このジャンプしながら過熱を気にしなくてもよいという設計のため、非常に運用しやすい機体だといえます。
　遠距離攻撃力に突出しており、装甲もやや頼りない厚さなので、どちらかといえば支援機ですが、４門の中口径レーザーは軽いメックを近づけない程度の威圧感はあります。排熱の関係から中口径レーザーとＥＲ−ＰＰＣとの併用は難しいのですが、ガウスライフルとの併用なら全く問題はありません。ガウスライフルは当たるとダメージが大きいのですから、多少最低射程を割っていても射撃しても構わないでしょう。ただし弾数には気を払う必要があります。
　余談ですが、サマナー（トール、７５トンオムニメック）をベースに設計されたわりに、外見は全然似ていません。

対中量級以下の戦術
　中量級にはファルコナーよりも装甲の厚いメックもいますが、ほとんどの中量級よりも厚い装甲を持っています。しかも遠距離火力ではファルコナーは圧倒的に有利であり、近距離火力もたいていの中量級よりも高いので、よほど相手の得意な距離を取られない限り負けることはないでしょう。遠距離で射ち合えばどんな相手にも勝てるはずですし、近距離に強いメックが相手なら、機動力を活かして飛び回って、相手が火力を活かす前に沈めてしまいましょう。

対重量級の戦術
　同じクラスのメックと比較してやや装甲が薄いということを肝に銘じておく必要があります。なるべく遠距離で撃ち合いましょう。
　重量級には中口径レーザーや中口径パルスレーザーを多数装備しているメックが多いので、なるべく７距離以上を保ちましょう。７距離なら、ガウスライフルもＥＲ−ＰＰＣも近距離で、中口径レーザーなら遠距離、中口径パルスレーザーなら射程外（クラン製のもので中距離）です。もっとも、これだけ兵器の種類が増えてしまっては、何が有効な距離だとは一概に言えなくなっていますが。

対強襲級の戦術
　強襲級以上ではガウスライフルやＥＲ−ＰＰＣを２門以上装備していたり、ＬＲＭ２０を３門以上装備しているメックは珍しくありません。ただ遠距離から射ち合っているだけでは、装甲が薄い分射ち負けます。ジャンプして有利な地形を渡り歩きながら射撃することを心がけるべきでしょう。

ＢＡＣＫ

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